たのしみたかおさんえんそく~準備編~

 

何度も確認した天気予報も、晴れマークのまま無事に当日を迎え、晴れてよかったー!と心から思いました。

 

 

 

 

 

これまで、並木公園や桜が丘公園などの遠い距離を歩いてきた黄バッチさん。

体力もついてきて、自分の足でしっかりと歩けるようになってきました。

こんなに歩けるなら、山登りもできるんじゃない?と高尾山へ登る事になりました。

 

 

 

さて、まずは、高尾山へ行く日までのこどもたちの様子からお伝えしたいと思います。

 

 

 

ある日の事。

刺繍をしている黄バッチさんが刺繍糸を見て、「何センチだろう」「1mじゃない?」という会話をしていました。

 

「じゃあ測ってみようよ!」とこどもたちに20cm定規を渡してみました。

定規の使い方、メモリの読み方を伝えると、刺繍糸だけでなく消しゴムや鉛筆なども測り始め、そこから、黄バッチさんの「長さ」に対する興味が広がっていくのです。

 

 

 

そして、「 高尾山ってどれくらいあるんだろうね…」という先生たちの一言に、こどもたちの興味は、高尾山にも向きました。

 

 

粘土を使って、高尾山の高さと歩く距離には違いがある事に気が付くと、「もっといろんな物を測りたい」という人もいました。

 

しかし、20cm定規を持って、「でも、これじゃ足りないから測れないよ・・・」

 

そこで、1m定規の登場です。

何cmあるかメモリを数えると、100cmありました。

「これならいろんなものが測れるかも!」

 

そう言って、「1m探し」が始まりました。

そして、園内にある様々な物を自分だけの1mリボンを使って測りました。

 

「インファントのソファ」、「赤い棒の10番目」、「机2個分」など、どんどん見つけていきます。大盛り上がりの1m探しは、予定していたお散歩をやめるくらいでしたよ。

 

 

 

 

だいたい、1mの感覚をつかんだこどもたちに、「歩く距離は3000m」ということを伝えると・・・

 

「えーーーーーー!」

「これが3000個?!」 

 

と、驚きの声も。

 

長さに対する興味も広がり、その後も身の回りのものを測っては、報告しに来てくれます。「長さの本」という手作りの本を作る人もいました。

 

 

 

 

また、事前に撮った登山道の写真をこどもたちに見せると、

「面白い形の木がある!」「天使の形をした葉っぱだ!」「男坂ってなんだろう?」

と高尾山の自然にも興味が出てきました。

図書館に行って高尾山に関する本を探したり、自分が見たいと思ったものの写真をしおりに貼ったりしていきました。

 

こうして、自分だけの大切なしおりが出来上がり、何度もめくってはとっても嬉しそうに見ていましたよ!

 

 

 

高尾山遠足へのワクワクが高まってきたころ、動植物の命についても興味が持てたらなと思い、「物質循環」「食物連鎖」について話してみました。

紙コップを使った食物連鎖のピラミッドを見て、ひとつの生き物がもしいなくなったらどうなるだろう、と紙コップの一つを取ってみました。

バラバラとピラミッドが崩れる様子を見たこどもたち。

 

しばらく言葉が出なかった様子もありましたが、

 

「命を分け合っているんだ」

「命がぐるぐる回っている」

「ごみは持って帰ろう」

 

一生懸命、考えたことを言葉にしていました。

 

 

自然や環境について考えるきっかけになればいいな、と思ってやってみましたが、

多摩川の自然に触れる生活を送るうちに、実はいろんなことが分かっていたんだな、と私たちが気付かされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

長さ、高さ、自然のもの、見たいもの、たくさんの興味を抱えて、高尾山へと出発するのでした。

 

 

当日の様子は、次の記事に続きます・・・